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  • 執筆者の写真Bucho

不動産購入:購入する意味と時期、タイミング



こんにちは、bucho です。


今日は雨模様。気温も低く、肌寒く感じます。暑かったり寒かったりで、体調を崩しやすい季節の変わり目です。くれぐれもご自愛くださいませ。


さて、今日の blog テーマは【不動産(マイホーム)を購入する意味と時期、タイミング】についてです。誤解を招かないように、先にお伝えしておきますが、今日の記事は「何でもいいから、早く買いましょう」と煽るものではありませんので、その点、ご理解ください。


それでは、本題。


不動産(以下、マイホームといいます。その方が文脈的にしっくりくるので)を購入したい理由をお聞きすると「子どもが生まれたので…」、「二人目が生まれるので…」、「子どもが大きくなってきたので…」という類のものが多いです。一次取得(初めて買う)の場合に限って言うと、ほとんどがこのような回答です。


また、その時期やタイミングについてお聞きすると「子どもが小学校に上がるまでには…」、「子どもが二人いるので上の子が中学校に入るまでには…」など、こちらも、大体はこのような回答です。


よって、購入する理由も時期もタイミングも、お子さんありきのもの。でも、そんなお子さんありきで購入するマイホームなんだから、お子さんとできる限り長く暮らしたいと思いませんか?


たとえば、「子どもが生まれたので、この子が小学校に上がるまでには買いたい」という意向がおありとします。いつ小学校に入学するかは別として、極論、この場合は、どのエリアで買ってもよく、エリアの選択肢は広いですよね(あくまで極論。大体は通っている幼稚園や保育園の近くだったり、今お住まいのエリアだったりしますが)。


でも、前記の状態から一歩進むと「子どもが○○小学校に通っているから、○○小学校区内で探しています」となり、エリアの選択肢が一気に狭まります。お子さんが一人であれば、「途中で、今通っている小学校を転校させたくはないので、中学校に上がるタイミングで…」という方もおり、そうなれば、小学校区限定で探すよりは、“少しは” 選択肢が広がりますが、お子さんが二人いらっしゃる場合で、たとえば、今、6年生と3年生だとした場合、【転校させたくない】を叶えようとすれば、4年待たなくてはいけませんね(4年後、上の子は高校1年生、下の子は中学1年生なので)。


でも、じゃあ前記したケースで、4年待って、希望するエリア内で、希望する条件下のマイホームを購入したとします。でも、待ってください。お子さんありきで購入したマイホームに、お子さんと一緒に住めるのは、何年くらいでしょうか?


仮に大学に進学したとして、二人とも県外の大学に進学した(めっちゃお金かかりますね…)場合、マイホームでともに生活できるのは残り3年、下の子は6年です。もし、二人とも進学先の都道府県で就職してしまったら、帰って来れるのは、大体の場合、GWとかお盆とか年末年始に限られます。トータルしても10日程度じゃないですかね。もっと言えば、二人のお子さんの帰省するタイミングが一緒とも限りません。


せっかく、お子さんありきで選択したマイホームだったのに、一家団欒で過ごせたのは3年間でした。というのは、なんか寂しくないですか?


そのマイホームに、今は夫婦二人で住んでいます。住宅ローンを利用して購入。借入期間は35年だったので、あと29年残っています。…。


なんか、文章にすると、すべてがたとえ話のようになってしまいますが、このような状態となり、夫婦二人暮らしとなったマイホームを売却したいと相談される方って、けっこういます。そして、その方々のほとんどが、もう少し早く買っていればよかったな、という思いをお持ちです。


上述した内容は、お子さんと一緒に住む期間に特化したものですが、早く買った方がいい理由を列挙します。


① お子さんとマイホームで過ごす時間(一家団欒)が長くなる

② 住宅ローン利用の場合、35年返済を選択できなくなる可能性がある

③ 健康上問題があると、団体信用生命保険の加入ができず、住宅ローンが組めなくなる可能性がある

④ 人件費上昇や資材高騰、火災保険料の負担増で、同じものを買う場合でも高くなる可能性が高い など


①は前記のとおり。②は、大体の金融機関が、借入期間は最長35年返済で、満80歳前後までに返済要。ということは、今48歳で、借入期間35年、満80歳まで返済の場合、融資が組める期間は最長32年ということになります。こうなると、35年の場合よりも毎月の返済額が増えます。③住宅ローン融資を受ける場合、借りた人に万一があった場合に備え、融資条件に同時に生命保険の加入と付されている金融機関がほとんどです(フラット35等はありません)。年齢を重ねると身体に不具合が出る可能性も高まります。生命保険の告知に引っ掛かると、保険加入ができず、結果として、住宅ローンが組めません。④今年の10月より、火災保険料が10~13%上がります。また、昨今の経済不安から、資材は高騰。働き手の不足による人件費コストの上昇の影響で、住宅建築コストが上がっています。


様々ありますが、出来る限り、①の時間を長くとりたくないですか?であれば、選択肢が広いうちに購入するのがいいのかなと個人的には思います。


最後になりますが、この記事は、何でもかんでも、早く買った方がいいと煽っているわけではありません。当然に、人それぞれ、マイホーム購入についての考え方は異なりますので、一つの参考として読んでいただければ幸いです。


ではまた。



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