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  • 執筆者の写真Bucho

選ばれる会社になるために|福岡の不動産会社の営業日報的ブログ



こんにちは、buchoです。


土日がお休みの方にとっての新年度の始まりは明日4/3(月)かと思いますが、火曜・水曜定休で土日営業の弊社は、昨日4/1(土)に新年度を迎えました。たくさんのご縁とお引き合いに恵まれた前年度同様、今年度もより多くの方の不動産取引をサポートできますよう、スタッフ一同業務に取り組んでまいりますので、引き続き、宜しくお願いいたします。


昨年度開始と共に産声を上げた当ブログも、開始から一年を迎えました。特にコメントをいただくこともないんですが、隠れファンが一定数いらっしゃるようなので、今後も継続して書きたいと思っています(遠慮なく、コメントしてもいいんですよ笑)。


冒頭に記載のとおり、昨年度のこの時期にスタートした当ブログ。本来であれば、同時にYouTubeで動画をアップしたいと思っていたのですが、動画撮影はどうしても腰が重く、後回しになり続けた結果、一年が経過してしまいました。今年度は、重い腰を上げて、動画投稿もしていけたらなーと思っていますので、実際に動画投稿を開始しました際には、また改めて、お知らせしたいと思います。



話は変わって、そういえば、新年度早々、こんなことがありました。


ネットを利用した不動産一括査定経由で、とある方から所有不動産の査定依頼をいただきました。対象物件の現地調査並びにご意向等のヒアリング、それらを踏まえた価格査定を行うため、ご相談者様とお電話でお打合せのうえ、いついつお伺いするというアポイントを取り付けたのですが…、当日の朝にキャンセルのお電話が。


もちろん、当日、体調が悪くなったり、急ぎの用事ができたりして、リスケになることは重々承知しております。なので、担当スタッフもこのご連絡をいただいた際に「いつに予定変更されますか?」とお話を振ったのですが「とりあえず、もういいです」的なご返答をいただいたようです。


▲ いわゆるドタキャン。された側は嫌な気持ちになるけど、相手にも事情がある訳だから、100%相手方の責任とも言い切れないよね。



この事案に対して、私は思うところが二つあります。


まず一つ目は、弊社がお客様より「選ばれる会社」であれば、このようなことが起きる可能性は限りなく低くなるということ、です。


一括査定の性質上、ご相談者様が、それらのサイトに登録している不動産会社の良し悪しを判断するものは、それらのサイトに掲載している会社情報1ページのみ。そして、査定依頼を送信すると、瞬く間に10社前後の不動産会社から電話やメールが届いてしまいます。私が逆の立場であれば、どの不動産会社の誰と、何を話したかなんて、しっかりと覚えておけるはずもない。一括査定って、こんな状態です。


この事案に関して言えば、当日の朝にお電話をいただけたので、まだいい部類ですが、なかには、お約束した時間にお伺いしてもいらっしゃらないこともあります。こんなこともあるよなーと想定していても、けっこうこれはツライものですよ。


だから、いち早く、このような、一緒くたにしか見られない一括査定システムの利用をしなくてもいい状況を、会社として構築しなければならない。なぜなら、これは、弊社にとってのメリットのみならず、ご相談者様にとっても有益なことだからです。


そもそも論になりますが、所有不動産の売却を検討するに至った際、その方に、信用できる知人、友人で不動産取引に詳しい方がいれば、まずはその方に相談すると思うんです。もちろん、売却理由がネガティブなものであれば、相談しづらいといった側面もありますが、そのような方が近くに【いない】から、見ず知らずの不動産会社に相談するという構図。


ネット全盛のこの世の中で、電話で相談するよりは、スマホで調べて、一括査定の存在を知り、情報を入力、送信する。そして、想像を超えるような数の電話やメールが届く。それら連絡してくる会社の中には、これまた想像を超えるような高値査定をチラつかせて、ご相談者様の興味をひき、近寄ってくる営業もいます。すべてがそうとは言いませんが、このシステム、一体誰得なのかわかりませんよね(たぶん、一括査定運営会社が一番潤っています)。


だからこそ、弊社はお客様より「選ばれる会社」になりたい。これを口で言う、活字にするのは簡単なことですが、その実現は、容易いものではない。当然、それは分かっていますが、弊社の理想像はそこにあります。だからこそ、実現したい!そのためには、各スタッフが日々成長し、その理想に近づく努力をしないといけない。


それを改めて教えてくれたこのご相談者様には、感謝しています。


▲ 選ばれる会社、選ばれる営業にために必要なことはなんだろう。



思うところのもう一点は、不動産会社の立場からのある種、お願いに近いものかもしれません。語弊がないように、先に申しあげますが、これは、愚痴ではありません。


ネットを利用した一括査定であってもお電話での査定依頼であっても、その媒体は問わず、査定のご依頼をいただいた会社、営業スタッフは、ある程度、時間を使って、得られる情報すべてを駆使して、大方の査定価格を割り出し、来るべき査定に備えます。


一戸建てや土地であれば、その計上のみならず、前面道路の状況(幅や接道の長さ)とか、道路麺及び隣接地に対する高低差等も価格に影響するので、得られる情報のみである程度、見極めます。これってけっこうな時間と労力がかかるんですよね。


マンションでも、過去の取引事例の確認のみならず、対象物件周辺の類似物件の確認や、現在売りに出されている物件の確認。隣接する建物の高さを勘案し、陽当たりや、バルコニーからの抜け感等も確認します。一戸建てや土地ほどではないにせよ、これもけっこうな時間と労力がかかります。


すべての会社が、すべての営業が、そうしているとは限りませんが、少なくとも弊社はそうしています。弊社をお知りになった経緯はなんであれ、ご相談をいただいたのも何かのご縁。適当にこなす訳にはいかないのです。


弊社のみならず、大抵の不動産会社ないし営業スタッフが行っているこの苦労を、ご相談者様に対しても、可能であれば少しでもご理解いただければ幸いです。「業としてやっているんだから、そんな苦労の一つや二つ負えよ」とお思いの方もいらっしゃると思います。そのスタンスを否定する気持ちは毛頭ありませんが、申し訳ないのですが、弊社ではなく、別の不動産会社をあたっていただければと思います。これは、冒頭に申しあげましたとおり、あくまでお願いです。


▲ 仲介の大前提は売主様、買主様との信頼関係。不動産会社の営業は、耳障りの良い言葉を羅列するのではなく、依頼者様が誤った方向に向かったときは、耳の痛い話をすることも必要。「誰のための仲介か」、これを絶対に忘れてはいけない。だって、自分の家族に対してだったら、そうするでしょ?



という二つの思いが頭をもたげました。


2点目なんかは特に、活字でみるとドライな会社だなーってお思いになるかもしれませんが、まったくそんなことはないですよ笑 考え方がフラットなだけです。仲介は、依頼者と不動産会社の間に信用・信頼があって成り立つものですから、双方ないしどちらかが幸せじゃない状態で物事を遂行するのはどちらにとってもストレスですよね。であれば、弊社を頼ってくれる方に、全精力を注ぎたいと思う、ただそれだけです。時間は有限なので。


私たちは、私たちを頼って不動産の売り、買いを依頼してくれた売主様、買主様に対しては、最高のパフォーマンスを発揮して取り組みたいと本気で思っています。その点には、プライドをもってやっているので、万一、弊社の営業スタッフのパフォーマンスに疑義があると感じたら、私に言ってください。


最高のパフォーマンスを提供することが、1点目に書いた「選ばれる会社」になるための絶対条件。それができないスタッフは必要ないし、AI化が進むこれからの世の中にも必要とされない人材になるのは間違いありませんしね。無論、そんなスタッフがいたら、そもそも一緒に働いていないので、ご安心を… 皆、真面目過ぎるくらい、真面目に取り組みますよ!


こんなことを書くと、私がドライな人間に見えるかもしれませんが、これまたそんなことはないので、気兼ねなくご相談いただければと思います。その際は、真摯にご対応させていただくことをお約束して、今日の記事を終えたいと思います。


ではまた。



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