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  • 執筆者の写真Bucho

不動産購入編:ステルス値上げ|福岡の不動産会社の営業日報的ブログ



こんにちは、buchoです。


今日2/11は建国記念の日、祝日ですね。普段の土曜日はお仕事でも、今日は祝日でお休みという人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。言わずもがな、弊社は絶賛営業中!不動産に関するご相談事がございましたら、お気軽にご連絡ください。


さて、今日は久し振りの購入編。皆様、ステルス値上げというワードをご存じでしょうか。端的に言いますと【価格を変えずに容量を減らした実質的な値上げ】というものです。


以前は100円で4個入っていたチーズが、3個100円となった。これは典型的な例。以前と価格は変わっていないけど、チーズが1個減っているということは、実質的には値上げされていますよね。



これが住宅(不動産)にも起きているというのです。


マイホームを購入する際、大抵の方は住宅ローンを利用されます。住宅ローンの審査のもとになるのは、年収。単純に言えば、金融機関は、①借りたいお金と②年収のバランスをみて、融資可否を判断しています。


物価高になったものの、賃上げには至っていない世の中において、物価高の煽りを受けて①は大きくなり②は横ばい。この図式が続くとどうなると思いますか。そうです、当たり前ですが、住宅ローンを利用できる人が減る=家が売れなくなるのです。


家が売れなくなると困るのは、住宅メーカーやマンションデベロッパー。物価高を価格に反映すると結果、分譲価格が高くなって売れなくなるから、苦肉の策としてのステルス値上げ。


たとえば…


● 新築分譲マンション。これまでは70㎡の3LDKが3,500万円くらいだったのに、今は60㎡の3LDKが同じ3,500万円で販売されている。


● 新築一戸建(建売住宅)。これまでは、食器洗浄乾燥機や浴室暖房乾燥機が標準で付いていたのに、今は付いていない。


販売価格を上げると、買える人が少なくなるので、価格は従来の水準を維持した状態で、専有スペースをコンパクトにする、標準の設備の見直しやそのグレードを下げるなどして、物価高に対応しているという訳です。


これに加えて、火災保険料の値上げ、住宅ローン金利の上昇等、マイホーム購入に付随する諸費用までも高くなっている昨今の住宅事情。同じお金を払っても、それまでよりも狭くなったり、グレードが落ちったりするのは、致し方ない事情があるにせよ、買い手とすれば、何となく残念に感じてしまいますよね。


日本は、新築思考が根強く、マイホーム購入となると、まずはそれらに目が行きがちですが、中古に目を向けますと、同程度の予算でより広いお部屋だったり、よりグレードの高い設備が揃っていたりするものもあります。買う買わないは別として、中古物件を視野に入れて、物件検索をしてみるのも、新たな発見があって、おもしろいかもですね。


ではまた。






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