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  • 執筆者の写真Bucho

不動産売却:コロナ禍がもたらす影響



こんにちは、bucho です。


雨が降ったり止んだりではっきりしない天気ですが、いかがお過ごしでしょうか。


昨日、私の前職時代の同僚2名、また、前職時代の同僚で、私と同じように、現在は別の会社に勤めている者1名の計4名で、食事をしました。半年ぶりくらいに会う人もいて、非常に有意義な時間を過ごすことができました。


皆、不動産業界に従事しているという繋がりが今もあるため、思い出話に花が咲き、時間を忘れていろんな話をしましたし、もちろん、様々な情報交換もすることができました。


現在は、違う職場で勤めていますが、各々の場で頑張っている姿をみて「自分ももっと頑張らないと!」と思うほど、刺激を受けました。


特定の会社を辞めた後も、業界内の別の会社で勤めている人が多くいらっしゃるため、不動産業界は、非常に横の繋がりが強いのが特徴です。よって、今後も何らかの形で、仕事をともにすることもあるでしょうし、このような意見交換、情報交換もできますので、同じ釜の飯を食っていたご縁を大切にしたいと常々思っています。


昨日の食事会での話題の一つに【売却相談件数】についてというものがありました。私以外は大手に勤めており、売却相談の件数も半端なくあるのですが、やはりコロナ禍以降、減少傾向にあるようです。私が前職(大手)を退職したタイミングも、コロナ禍の真っ只中であったため、数が減っていることは把握していましたが、今もその流れは変わっていないようです。


不動産仲介業のような、反響営業主体の業界にいる営業スタッフは、売却反響数が減少すれば、仕事が少なくなるため、実績を残すのが大変だろうと思います。


しかし、逆に所有不動産の売却を検討中の方にとっては、売却するのにいい時期だと言えます。なぜなら、コロナ禍以前より、需要>供給の市場となっているからです。


不動産に限らず、物の価値というのは、需要と供給のバランスによって決まります。エリアによって異なりますが、買い手の動きは横ばいないし増加傾向。でも、売却相談件数が減っているということは、比例して、売り出し物件数も減っています。これが、需要>供給という構図の理由です。


実際に、コロナ禍に所有不動産を売却された方、売却を検討されている方に「コロナ禍に売却されることの不安」について尋ねていますが、皆さん最初は、「いい条件で売れないと思っていた」と回答される方がほぼ100%。おそらく、コロナ禍のこの状況で不動産を売却してもいい条件で売れないんだろうという不動産所有者のマインドが、売却相談件数の減少に繋がっているんだと思われます。でも、ほんとは逆で、今は明らかな【売り手市場】です。


買い手目線でこの市場をみたとき、これまでは、3件、興味をひく物件があったのに、今は2件しかない。でも、タイミング的には今買いたい。となると、少ない選択肢の中で購入する訳ですから、1件に集まる購入反響は増えます。売主さんからすれば、自身所有の物件の類似物件、いわゆるライバルが少なくなっている訳ですから、間違いなく、以前より、売れやすくなっているはずです。


このような【売り手市場】において、【現在、売りに出しているけど成約に至っていない方】は、早急に売れない原因究明をされた方がいいと思います。売れないのはなぜか、なにに問題があるのか。①内覧すらないのか、②内覧はあるけど、そこから話が前に進まないのか、同じ売れていない状況でも①と②では、原因は違うはずです。担当営業に状況を確認して、何かしらの手立てを打ちましょう(基本は、担当営業側から提案すべきものと考えますが…)。


また、現在、売却を検討中の方は、上述のとおり、市況は【売り手市場】。将来的に不動産の処分をお考えの場合は、前倒して検討されてもいいのではないでしょうか。


不動産市況は、一度、マインドが低下すると、長く、その影響が続きます。世界情勢不安・経済不安により、今、日本国内においても、様々なリスクが内包しています。それらが表に出始め(もうすでに出始めています)、購入マインドが低下すると、さすがに、長く続いた【売り手市場】も終焉を迎えるのではないでしょうか。


所有不動産には、当然に【愛着】がありますので、高く売れたらそれでいい、という訳ではないと思いますが、所有者様が抱く愛着の対価は【売れた金額】です。それが、少しでも多くお手元に残るようにすることが、私たち不動産仲介の営業の存在意義だと私は考えます。


何かあれば、ご相談ください。微力ながら、お力になれますよう、努力します。


ではまた。



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