Leaf
梅雨の時季に聞いてほしいピアノ曲:クロード・ドビュッシー「雨の庭」。
こんにちは、事務の Leaf です。
雨の日が多くなりじめじめした日が続いてイヤな気持ちになることも多いですが、街を見渡せば、紫陽花がいたる所に咲いています。とても綺麗ですよね。そして、すごく個人的なことですが、先日、私のネイルも梅雨仕様にして、無理やり気持ちを上げています 笑
さて、今日は、憂鬱な梅雨の時季に、ぜひ聴いてみてほしいピアノ曲をご紹介します。
クロード・ドビュッシーのピアノ曲集【版画】より「雨の庭」です。
▲ 雨の庭の楽譜。学生時代に実際に使用していたもの。
こちらも前回の blog 同様、私の学生時代の思い出の曲です。
私はドビュッシーが大好きで、中学生の頃「アラベスク第1番」という曲を聴いて衝撃を受け「この曲が弾けるようになりたい!」と思い、初めて先生にリクエストした覚えがあります。
ドビュッシーはフランスの作曲家で、有名な曲は「亜麻色の髪の乙女」や「月の光」などがあります。よくドビュッシーの曲を演奏するならモネなどの同じ印象派と呼ばれる画家の作品を見て勉強しなさいと言われますが、当時ドビュッシーは自分のことを「印象派」と呼ばれることをかなり嫌っていたようです。
幼少期は内気な性格だったようですが、学校での態度は悪く、結婚後も女性関係のトラブルも絶えなかったと言われています。ドビュッシーの作品は夢見るような美しいメロディーが多いのですが、たくさんの女性に恋をしていたからこそ生み出された作品なのかもしれません(我が家は許しません ☺)。
話を「雨の庭」に戻しますが、この曲の私の勝手なイメージは …
最初、少しずつ雨が降ってきて黒い雲が広がり大雨になり、遊んでいた子どもたちは雨宿りをする。しばらくして空が少しずつ明るくなり、小鳥のさえずりが聞こえてきたり、雨に濡れた植物がキラキラしたりし始める。そして虹が広がり、また子どもたちが遊び始める(あくまでも私の勝手なイメージですよ)。
なぜ、子どもなのかというと、2曲のフランス童謡からモチーフがとられているからです。日本でいうと「あめあめ ふれふれ かあさんが~♪」というフレーズが曲中に入っているというイメージでしょうか。初演時はアンコールが起こったと言われており、フランス人にとてもなじみのあるフレーズなのでしょう。
クラシック音楽は難しそうと敬遠されがちですが、作曲家の生きた時代や曲の物語を想像しながら聴くととても楽しいです(もちろん楽しみ方はもっとたくさんあります)。
本格的な梅雨はこれからで大変ですが、この時期を少しでも楽しく過ごせればと思い、大好きな曲をご紹介させていただきました♪
では、また来週 🌸
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