逆バレンタイン|福岡の不動産会社の営業日報的ブログ
こんにちは、buchoです。
明日はバレンタインデーですね。この年になると、特に意識することのないイベントですが、季節柄、テレビやネットでバレンタインデーの特集がされていたり、コンビニやスーパーに行くと特設コーナーが設けられていたりするので、否が応でも「おー、そんな時季か―」と思ってしまいますね。
▲ バレンタインデー。この日に何となく期待していた若かりし頃…。淡い思い出ですね笑
様々なところで目にするバレンタインの企画ですが、そんななかで一つだけ興味深く観てしまったテレビの特集がありました。私のなかでバレンタインデーは、女性が男性にチョコレートを贈る。またその際に告白する、みたいなイメージ。でも、ここ最近、男性が女性にチョコレート等のプレゼントを贈る【逆バレンタイン】というのが流行っているとのこと。
日本では逆でも、アメリカでは従来から、男性が女性に告白する、お互いにプレゼントを交換する日というイメージのようです。これはそもそも、アメリカにはホワイトデーという文化、イベントがないからでしょうね。ホワイトデーは日本発祥の、バレンタインデーのお返しを…という、企業が作り上げた商業的なイベントですからね(語弊あり?)。
確かに、この多様性の時代において、女性が男性に…とか、男性が女性に…という凝り固まった概念に捉われる必要はどこにもなく、お世話になっている方や友人、知人、子どもやその時点において関わっている方等に、プレゼントを贈るきっかけの日という認識でいいんじゃないかと、個人的には思っています。
ただ、天邪鬼(あまのじゃく)の私は、この【逆】という言葉にある種の引っ掛かりを覚えてしまいます。大抵の人は気にしないことなんでしょうけど笑 男性が女性にプレゼントを贈る、愛の告白を2/14にすることを逆バレンタインというのであれば、ホワイトデーはどうなるのか。3/14に女性が男性に告白をしたとすれば、それは【逆ホワイトデー】をきっかけとしたアプローチ。
他にも、プロ野球のプレーオフ。クライマックスシリーズとか、日本シリーズとかで、先に王手をかけられて、その後勝敗をタイに戻したときに使われる【逆王手】。これはそもそも何が逆なのか。後で追いついたチームが王手をかけたところで、追いつかれたチームも王手の状況であることに変わりはない訳だから、言うなればこの状況はただの【両王手】。逆ではない。
あと、何かにつけて言葉の冒頭に「逆に~」とつける人、まわりにいません?笑 たとえば…「血液型、何型?」→「B型!」→「B型かー。逆にいいよね」みたいな。何が逆にいいのか?笑
また、直接的にストレートとは表現していないものの、当時、飲料部門のシェアを拡大していたノンアルコールビールの今後について、経済学者のコメンテーターがニュースで言っていたこと。「そのうち、一般的なビールとノンアルコールビールの形成が逆転し、アルコール入りノンアルコールビールと呼ばれる日が来る」。もはや、はぁ?という感じ笑 これも逆の一種ですよね。
もう一年分くらい【逆】を使ってしまいましたが、こんなふうに、そもそも何が逆なのか正なのかわからないことが世の中にはたくさんある気がします。冗談っぽく書きましたが、私自身は逆だろうが、正だろうが本音とすればどうでもいい。要は、自分のなかとか世間一般で正しいとされていることが正で、そうじゃない考え方が逆ということ。でも、あくまで、正しいと【されている】ことであって、正しい【こと】ではないんですよね。
▲ コインを受ける手の向きを変えるだけで結果が変わるコイントス。表だろうが裏だろうが、普段考えないといけないのは、出た面の裏側のストーリー。
固定概念やこうあるべき…、といった考え方に基づいた逆。でも、そんな【逆】にこそ、いいアイディアやビジネスチャンスが潜在していると考えると楽しいですよね。
残念ながら、クリエイティブな発想に乏しい私は、【逆】に重きを置くといいアイディアは出てこないので、世間一般で正とされていることに疑問をもって、その逆を考えるというアプローチの方が自分には合っているんだろうと思います。
不動産の売却を【大手】に依頼する。看板の大きさ(知名度)や取扱件数の多さから、売却主は何となくの安心感を覚え、不動産を売る→まずは大手に聞いてみようとなるのが一般的だとすれば、私たちのような会社が考えないといけないのは、この逆か。奇を衒うのではなく、世間一般の多数派マインドから逆を考える、検討する。表裏一体のコイントス。受ける手の向きを変えるだけで、表と裏は変化する訳ですからね。
そんなことを考えていたら、またまた長文と化す当blog。そろそろ仕事に手を付けないといけない時間に差し掛かってきました。【逆大手(王手)】目指して頑張ろう。完璧な伏線回収、お後がよろしいようで笑
ではまた。
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