勝負の世界は厳しいですね。
こんにちは、buchoです。
昨日のblogに書きましたが、凱旋門賞初制覇はなりませんでしたね…。好走を期待できる日本馬4頭が出走して、最高着順はタイトルホルダーの11着。ただでさえ重い芝に加え、当日は強い雨が降り続いていたため、相当タフなレースになりました。
サラブレットとは言え、馬も生き物。タフなレースの苦い思い出が、フラッシュバックしてレースに出走することが「嫌!」と思うと、走らなくなることもあります。残念な結果ではありましたが、帰国後もこの4頭が、国内のレースで好走することを願ってやみません。
それにしても、凱旋門賞の壁は厚い…。私が言うのも烏滸がましいですが、本気で制覇を考えるなら、何か考えないと駄目な気がします。それほどまでに、期待された馬たちが総じて二桁着順に沈んだ昨日の結果は本当にショッキングでした。たぶん、このレースの壁が厚いというよりは、根本的に、このレース、この競馬場、この馬場状態に日本馬は「合わない」んだろうと素人ながらに思いました。騎手がどうとか、調整がどうとかのレベルではないんだろうというのが率直な印象です。私が生きているうちに、制覇してくれることを期待したいと思います。
話は変わって、パ・リーグのペナントレース。優勝マジック1で最終戦を迎えたソフトバンクホークスのペナント奪還を信じて疑いませんでしたが、残酷な結末となってしまいました。
それにしても、143ゲームを戦うペナントレースにあって、最終戦まで優勝が確定しない状況がすごいと思いませんか?3月下旬からこれまでの約半年間を戦い続け、ラスト1ゲームの勝敗で、チームとしての、その年の頑張りが報われるか否かが決まる。観る側とすれば、これほど盛り上がる状況はないのですが、やってる選手とすれば、たまったもんじゃないですよね。
優勝したオリックスバファローズの主砲である吉田正尚選手は、試合後の会見で「優勝と2位では全然違うので本当にうれしい」と語っていましたが、今年のこの結果は、言葉以上の重みを感じます。
優勝したオリックスとソフトバンクの今年の戦績は共に同じ76勝65敗2分。終わってみての数字は同じですが、直接対決の戦績で明暗が分かれました。長い間、野球を観てきて、直接対決の戦績で優勝と2位が決まるというのは初めてみました。勝負の世界は、本当に残酷ですね。
これまた、私が言うのも烏滸がましいですが、明暗が分かれた理由はなんだったのか。運?そもそもの実力?「あのとき、コントロールをミスらなかったらホームラン被弾は防げた」、「あのとき、エラーをしなければ勝っていた」など、たられば、は言い出したらキリがないし、それは、どちらのチームにも、選手にも言えること。両者の明暗を分けたのは、ほんのちょっとの差なんでしょうね。
その「ほんのちょっとの差」で天地ほど違う大きな結果が生まれることは、大袈裟かもしれませんが、どの世界においても常に意識しておかなければならないことだと思います。
プロは結果がすべて。
そういえば、昨日のソフトバンクの対戦相手だったロッテの井口監督は、3年ぶりにBクラスに転落したことを理由に、試合後のセレモニーで、突如退任を発表されました。ソフトバンクホークスの前身、ダイエーホークスが初めてペナントレースを制覇した1999年9月25日、同点の8回裏に決勝ホームランを放ったのが当時3年目の若き日の井口。その目に、今のホークスはどう映っていたのでしょうか。
その後の活躍はご存じのとおりですが、日米で長く活躍し、結果を出し続け、勝者のメンタリティーをもった人が、またホークスのユニフォームに袖を通して、更なる常勝軍団の形成に一役買ってくれたらと、ファンとして願うばかりです。
クライマックスシリーズは、今週末10/8(土)から始まります。選手の皆さんには、最後の最後で手からすり抜けたペナントレースの悔しさは一旦置いておいて、また福岡を盛り上げてもらえたらと思います。まずはペナントレース、お疲れ様でした。
ではまた。
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