創業記念の日に寄せて。
こんにちは、bucho です。
9月も本日より後半戦。まだまだ残暑厳しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。台風の接近には十分の備えが必要ですが、それが過ぎ去った後は、気温も下がるようです。もう少し辛抱しましょう。
さて、本日、9月16日は弊社 株式会社メイヴスの創業記念日です。
先日の当 blog でも、創業記念日について、軽く触れましたが、個人的には「もう一年も経ったのかー」というのが本音です。月日が経つのは本当に早いものですね。
時間というのは、誰にでも平等に与えられてますが、時として、残酷な一面もあります。たとえば「入社して一年も経つのに、そんなこともわからんのかっ!」。もう20年近くも前のことになりますが、就職氷河期の終盤だった私が新卒の頃は、入社して一年も経つと、上司や先輩からよく言われたものです。
ほかにも「頼んでた○○の件、まだ報告ないけど、終わってないの?遅いよー」。これも、社会人の方ならよく聞く言葉ではないでしょうか。
前者の例については、たぶんですけど、仮に、指摘事項をわかっていたとしても、別の事項でやっぱり怒られるから、何をしても、若いときは怒られるもの。後者の例は、途中報告したとて、遅いよーってなるから、報告しようがしまいが怒られるもの。当時の自分はそんなことすらわかっていなかったかもしれないけど、今の子たちはアタマがいいから、そんなことわかっているので、いちいち真に受ける人の方が少ないように思えます(みんながみんなとは言いませんが)。
ただ、世間の若い子たちがいわば「ドライ」になったように、私が新卒の頃の比べて、上司たちの感覚も、若い子のそれと同じように「ドライ」になったように思います(これもみんながみんなとは言いませんが)。
当時、ワーワー言っていた上司や先輩は、怒りっぽい反面、一度気に入られると、目をかけてくれる、かわいがってくれる人が多かったですね。聞いてもいないことを教えてくれる、遅くまで仕事をしていたら手助けをしてくれたり、凹んでいるときには飲みに連れて行ってくれたり…。すべての人がそうだったか、またすべての人が、それらの行為を喜んでいたかは別として、そんな時代だったと個人的には感じます。
今はどうか。
ハラスメントにビビる上司と、感性がドライな若者。この組み合わせに、前述したような関係性ができあがるはずもありません。よく言えば、上司、部下関係なく、自立したのか。悪く言えば、仕事上の繋がりという関係が希薄になったのか。
どちらにせよ、世間の主流は「ドライ」。アメリカのように、仕事の同僚はあくまで仕事の同僚以上でも、以下でもない。そんな感じだし、今後もそれが加速していくような気がします。
それら風潮については、いいも悪いも思うところはありません。ただ、雇われの身である以上は、会社から、上司から、その社員に対して求めることがあるのは間違いない。大きい仕事を任せられる社員は、それなりに積み重なった実績と信用がある。当然、逆も然り。これって、私が新卒だった当時よりも厳しい世界のように感じます。
「遅刻して申し訳ありません!」→上司「次は気を付けてねー」。上司の本音は、社会人のくせに遅刻しやがって!
「○○の案件、契約前に飛んじゃいました!申し訳ありません!」。→上司「そうか、ほぼ間違いないと思っていたのに残念だね」上司の本音は、こんなイージーな案件も取りこぼすのか、レベル低いな!
上司「おはよう」→「・・・」。上司の本音は、なんだ、挨拶もまともにできないのか。
こんな感じですかね、今は。私なんかは、思われているだけという状況が一番怖いと感じます。だって、勝手にダメ社員のレッテルを貼られる訳ですから。
事実がすべて。
遅刻した事実。契約を飛ばした事実。大型契約をまとめた事実。後輩、部下を育成した事実。大きな成果を残した事実…。すべては事実に基づいてしか判断されません。
それに拍車をかけるようにライフワークバランスが叫ばれる世の中、与えられた時間の中で、一定の成果=事実が求められます。冷静に考えたら、こわーくないですか。
事実を醸成する時間は残酷にも皆平等。時間は残酷ですね。器用な人から不器用な人に分け与えられたらいいのにね…。要は、与えられた時間の中で、何を得るかが大事。当然、運もあるでしょう。でも昔から「運も実力のうち」とよく言います。
「(同僚に対して)俺にもあんな案件があれば、実績を上げられたのに…」、「(お客さまに対して)時間と手間をかけてこんなに対応してきたのに、裏切りやがって…」、「(環境に対して)他社にはあるこういうシステム、商品があったら、もっとやれるのに…」
こんなことで自分を騙してももう意味はないんです、この世の中は。だって、事実がすべての風潮になってきているから。であれば、早く「今ある不満は全部自分のせい」という発想に切り替えて、嫌でも、良い事実を生み出していくしかないですよね。
そんなこんなで、創業記念の日に何が言いたいかわからない blog になってしまいましたが、弊社は欲張りなので、こんな風潮に抗って、仕事もプライベートもワンチームとして戦っていきたいと思っています。今昔双方のいいとこどり。これこそがMAVESイズム。それがいいことだと、私は思っています。もし、この blog を、現状に不満タラタラの若い子が読んでいるとしたら、少しでも早く「平和ボケ」を解消しな、と言いたいです。自分の明るい未来のために。
という訳で、2年目も、いいものをすべて取り入れられるように、強欲全開フルスロットルで突っ走っていきたいと思いますので、引き続き、ご愛顧賜りますよう、宜しくお願いいたします!
ではまた。
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