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  • 執筆者の写真Bucho

不動産売却:売りに出したけど、売れなかった場合の対応策 ②



こんにちは、bucho です。


本日は、7月9日に投稿した【不動産売却:売りに出したけど、売れなかった場合の対応策】の続編を記事にしようと思います。まだ、9日分をお読みでない方は、ぜひその回をご覧いただけますと幸いです。


ご相談を賜りましたお客様が現在売りに出されている物件を本日、確認してまいりました。また、せっかくお伺いするので、役所調査も含めて確認を行いました。諸々ネックとなる点はございましたが、しっかりと販売活動を行えば、成約が見込めるというのが、対象物件を確認、役所調査等を行った後の、私の率直な感想です。


本日夕方、そのご報告をさせていただきました上で、再度仕切り直しとはなりますが、弊社での販売活動再開を提案いたしましたが、ここで新事実が発覚。


もうすでに専任媒介契約は切れていると思っていたのですが、なんと、今は専任媒介契約期間中でした…。ん、でも、待てよ。そもそも先週の金曜日に売主さんからご相談のお電話をいただいたときに、ふれんずやレインズ、各種ポータルサイトに対象物件が掲載されていないことを確認したはず。これはどういうことだろうと思い、売主さんにそれに関して、お聞きしました。


すると「購入検討のお話が上がっているので、情報を落としている」と、専任業者さんからメールが来ていますとのこと。その後、この【お話】の詳細をお聞きすると、リフォーム費用込み○○万円で、住宅ローンの事前審査を出している状況のようでした。


そのお話をお聞きして、私が売主さんにお伝えしたのは、以下の2点。


 ① 住宅ローンの事前審査の進捗状況の確認をすること

 ② 審査未了の場合、いつまで待つという期限を切ること


①について、専任業者さんからメールでの報告を受けたのは約1週間前。であれば、そろそろ結果が出るのではないか。希望する金融機関で△ないし×だったから、別の金融機関で出し直している可能性も含め、現在の進捗状況を確認しましょうという内容。


②について、万一、現段階で決着がついていないとしても、このままズルズルいくのは時間がもったいないので、どこかでこの購入検討者さんの回答の期限を切ることをお伝え。今の段階で、一週間経過しているので、今週末くらいを期限としてはどうですか、とお伝えをいたしました。


②の内容について、購入したい意向のあるお客さんがいるのであれば、待てばいいんじゃない?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、違うんです…。こちらのお客さまのお話が発生したタイミングで、こちらの専任業者さんは、各種ポータルサイトやレインズ(是専任業者さんは全日所属のため、ふれんず掲載はそもそも不可)の掲載を止めているのです…。念のため、記載しておきますがこれは【専任】です。


②のお客様の結論が出るまで待てば待つだけ、その他に潜在している購入検討者さんへの情報発信ができないのです。レインズにも掲載がないので、他社さんが知ることもない…。


これって売主さんにとって、完全な機会損失。100歩譲って、仮に住宅ローン審査中であっても、審査も未了で、売買契約にも至っていないのだから、ポータルへの掲載を継続していればいいのですが…。なんか、釈然としませんね。


まして、専任ですよ。専任と言うことは、この業者さんが情報発信を止めれば、誰も対象物件の売出し情報を発信できません。これじゃ、どんないい物件も、売れませんよね。だって、情報発信されていないということは、売り出してないのと一緒だから。


もっと言えば、さらに疑念は広がります。


媒介契約の締結は5月初旬。…ちゃんとポータルやレインズに掲載していたのかな?と悪い方に勘ぐってしまいます…。専任業者さんのホームページを拝見しましたが、スタッフの方々もいい人そうで、会社もしっかりしている印象なのに…。どういうことだろう…。


それはさておき、売主さんには、上記2点を確認いただくようお伝えし、お電話を終えました。また来週、この状況の確認のためにお電話をさせていただく予定ですので、また続報をお知らせさせていただければと思います。


にしても、すべての情報を非掲載にするとは何事なのか…。囲い込みかな。今時、囲い込みとかしてる業者さん、あるんですね。いや、あるか。知らないだけで。


でも、囲い込みだとしたら、同業者としては許せない、売主さんに対する背任行為です。是正してほしいものです…。現在、不動産を売却中の方、気をつけましょうね。


ではまた。




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