• bucho

プロの仕事に圧倒された出来事




こんにちは、bucho です。


例年より梅雨明けが早かった今年ですが、雨がパラつく、不安定な天候が続いていますね。ゲリラ的な雨も頻繁に発生していますので、運転される皆さまはくれぐれもお気をつけください。また、お客様とアポイントがある方は、慌てると事故のもと。時間に余裕をもって行動するようにしましょう。


昨日のblogにも書きましたが、去る7/12-13に金沢と富山に行ってまいりました。そもそもの目的は、およそ3年前にYouTubeで【日本の銘店】として紹介されていた鮨屋さんに行きたかったためです。


▲ カウンターに置かれたお箸。鮨の人と書いて【鮨人】。この後、店名どおりの店主に出会うことになるとは露知らず…。



そのお店の名は【鮨し人(すしじん)】。


JR富山駅の南方。住宅街にひっそりとお店を構えています。YouTubeで店名を検索すると、たくさん紹介されているので、興味のある方はぜひご覧ください。


味、サービスが素晴らしいのは言うまでもないのですが、私の個人的な感想とすれば、こちらのお店は、鮨を食べに行くといくという感覚ではなく、店主である木村泉美さんが主演、演出するショーを見に行くといった方がいいかもしれません。


▲ 提供された料理でもう一度食べたいものは?と聞かれたら、こちらです。コースの最初から美味しいのだけれど、品を重ねるごとに、前品を超えていくクオリティ。富山と言えば、ノドグロ。こちらはメスのため、しゃぶしゃぶに。そもそも、ノドグロにオス、メスがあって、各々の特徴があること、知ってました?



私のような美味の世界に疎い者がこのような評を行うのも烏滸がましい話なんですが、圧倒的な知識と経験。素材を最大限に活かす技術。良質な素材をより美味しくするための日々の探求心。そのために必要なものは自身で作る行動力とバイタリティー(実際、とある料理に少しだけ使用する塩は自作)が伝わってきます。


背中に目がついているのではないかと思うほどの視野の広さ。別のスタッフさんが店主に渡したグラスについている目に見えないほどの曇りを指摘し、交換させるほどの研ぎ澄まされた繊細さ。


それでいて、寡黙な職人気質という敷居を感じないフランクさ。時折鳴る店内の電話に自ら出るという奢り高ぶりのない姿勢。より良いサービスを提供するためのスタッフへの愛のある指導、教育。


正直、そのすべてに圧倒されます。おそらく、木村さんのような方のことをプロフェッショナルというんでしょうね。


▲ 【岩(IWA)5】かの有名なシャンパン【ドン ペリニヨン】の醸造責任者だったリシャール・ジョフロワ氏が手掛ける日本酒。時間とともに甘く、味わいが深くなっていく。ちなみにこれは、木村さんのペアリング。



この、プロの姿と今の自身を比較してみる。持ち場は違えど、顧客から見れば、同じようにプロとして扱われる年齢とキャリア。到底及ばない。というか、比較にすらならない。


メイヴスの立ち上げにあたり、掲げた目標は、お客様にとって、より良い取引、より良い仲介を行うことでした。もちろん、その目標に向かって、日々、営業活動を行っています。ただ、レベルが違う…。


私もわかっています。一朝一夕でこのようなレベルに到達することはできないことは。実際、木村さんも、現在のお店に至るまで、二度ほど失敗しているようです。


「あくまでもビジネスです」


木村さんが、会話のなかで何度か使われた言葉です。文字として起こすとドライに感じますよね。どんなにいい商品であっても、サービスであっても、それはボランティアではない。顧客に最良のサービスを提供するためには、自身のパフォーマンスを維持する必要がある。その維持にはお金がかかる。要するに、顧客を喜ぶ姿を見るためには、それ相応の対価が必要。


木村さんに言われた訳ではなく、「あくまでもビジネスです」とおっしゃる真意はこういうことだと私なりに解釈しました。


最後に、


「夢は掴めないかもしれないけど、逃げはしない」


ともおっしゃっていました。たしかに、私ももう41歳。夢(弊社でいうところの【理想】)を追うことはできるけど、掴めないかもしれませんね。ただ、私は一人ではなく、信頼できる複数のスタッフとともに【理想】を追求することができる。自分自身の力が及ばなくても、オールスタッフで臨めばクリアできるはず。


私が目指すべきは、木村さんのような圧倒的な個性ではなく、足し算ではなく、掛け算で弾かれるチームにすること。そして、その目的は、依頼をいただいたお客様に【より良い取引】を提供すること。


スタッフに言いたいのは【個】を磨くこと。それは、不動産に関する知識や売買に関するノウハウ、経験に限ったことではない。この記事のような、異世界の【プロ】に触れることもそう。自身の強みを知って、それをさらに伸ばす、弱点を克服するために殻を打ち破ることもそう。なんでもいいから【気付き】を大切にしたいね。


おそらく、木村さんのようなプロは、自身が特別だと思ってはいない。そうやって評するのは自身ではなく、他人であることを理解すること。その感覚をもてば、俯瞰して自身の現状が把握できるはず(と信じたい)。


と、自分に言い聞かせながら、書いていたら、案の定、長くなりました…。


一つだけ後悔があるとすれば、こちらのお店を知った3年前に、すぐ訪れていたらよかった、ということ。ま、でも、そのタイミングに伺っていたとしても、ここまで思いを馳せることはなかったかもしれませんね。


理想には程遠いけど、追わないことには始まらない。よく言えば、もっともっとやれることはあるんだと、前向きになれました 汗。


さー、今日も一日、頑張りましょう!


ではまた。